『世界中がアイ・ラヴ・ユー』未公開シーン2005年12月07日 06:11

『世界中がアイ・ラヴ・ユー』の未公開シーン撮影風景です。 女優リブ・タイラーのファンサイトに掲載されています。 スコット役のルーカス・ハースが写っていることから、 彼の恋人という設定だったのではないかと思われます。 写真は他にもいくつか掲載されており、別の写真には祖父役のパトリック・クランショーも写っています。 この二人は映画の出番が少々物足りなく感じたのですが、 やはりカットされた場面があったということですね。

http://www.livtylerwebsite.com/galleries/everyone/

あるブログによれば、『おいしい生活』でアレンの妻を演じたトレイシー・ウルマンも、 『世界中がアイ・ラヴ・ユー』でアラン・アルダ演じるボブの前妻役で出演するはずだったとのこと。 (つまり、ドリュー・バリモア演じるスカイラーとスコットの母親)

また、『世界中がアイ・ラヴ・ユー』パンフに出ているアレンのインタビューによれば、キム・ロッシ・スチュワートやコートニー・ラヴも出演していたものの、映画に入り切らなくてカットしたそうです。

『マッチポイント』ロンドン撮影地マップ2005年12月14日 22:29

『マッチポイント』ワンシーン

間もなく米国で公開予定のアレンの新作『マッチポイント』の、ロンドン・ロケが行われた撮影地のマップが掲載されたHPを発見。

http://www.filmlondon.org.uk/content.asp?CategoryID=972

ロケは2004年の夏に7週間かけて行われ、主なロケ地は以下の通りだったとのこと。

・Royal Opera House ・Queen's Tennis Club ・Tate Modern ・Ealing Studios ・Palace Theatre ・Covent Garden Hotel

『マッチポイント』ロンドン・プレミア2005年12月20日 05:53

アレンの劇場最新作「マッチポイント」のロンドン・プレミアが12月18日(夜)にカーゾン・メイフェアで行われ、アレンは妻スン・イーを伴って会場に現われた。BBCとのインタビューでアレンは「自分は凡才で、ひどい映画ばかり作っている」と謙遜する一方、今回の「マッチポイント」と「夫たち、妻たち」「カイロの紫のバラ」は良い作品だと評価した。

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1565798/detail

プレミアには他に、主演のジョナサン・ライスメイヤーやスカーレット・ヨハンソンのほか、ケン・リヴィングストン・ロンドン市長などが来場した。

「マッチポイント」はロンドンでは2006年1月6日(金)公開予定。米国での公開予定は、ロサンゼルスとニューヨークが2005年12月28日(水)、それ以外の地区では2006年1月20日(金)となっている。

アレンは12/19(月)の英国ブライトンでのコンサートをかわきりに、12/30(金)のギリシャ・アテネでのコンサートまで、ヨーロッパでのジャズ演奏ツアーを続ける。

『マッチポイント』紹介とアレン・インタビュー2005年12月26日 06:29

BBCは英国でも公開間近の『マッチポイント』について紹介した。本作は前評判が高く、ゴールデン・グローブ賞にもノミネートされている。

『マッチポイント』は、欲望と偽り、そして人生で果たされる運の役割がテーマの暗いスリラーであり、コミカルな内容はないシリアス・ドラマ。『アレクサンダー』や『ベッカムに恋して』のジョナサン・リスメイヤー演じる元テニス・プロが、上流階級への道を脅かされそうになり、それを守るためにある手段に出る。

インタビューでアレンは、若い頃から英国の映画界に憧れを抱いており、英国での映画製作は素晴らしい体験だったと語っている。アレンは2006年夏に『マッチポイント』『スクープ』に続く3作目をロンドンで撮影する予定。

http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/4554984.stm

『僕のニューヨークライフ』批評をエスクァイアHPに執筆2005年12月26日 06:51

エスクァイアHP「今月の必見映画」にて、2006年1月下旬から日本公開予定の『僕のニューヨークライフ』批評を執筆。

アレンの最新ロマンチックコメディは、恋愛と人生に対するレッスン、そしてアメリカ社会批判に満ちた秀作だ。

http://www.esquire.co.jp/must/index.html

アレンの2006年のカーライルでのコンサート、1/9から2005年12月28日 22:01

月曜夜のアレンのカフェ・カーライルでのコンサートだが、2005年は12/12(月)が最後だった。2006年は1/9(月)から開始予定。

2005年のアレンを振り返る2005年12月29日 05:53

2005年のアレンの活動を振り返ると以下の通り。今年は米国と日本それぞれで新作が2本公開されたほか、次回作の撮影も順調に進んだ。

3/18 『メリンダとメリンダ』米国公開

4/23 『さよなら、さよならハリウッド』日本公開

5/12 カンヌ映画祭で『マッチポイント』上映

6/6 新作のロンドン・ロケのため、この日でカーライルのコンサートを休止

6/20 ドイツ・スピーゲル誌のインタビューで「映画作家として9/11に興味はない。歴史とは殺し合いの連続で、舞台とキャストが違うだけ」と発言。物議をかもす。

6/25 『メリンダとメリンダ』日本公開

6/26 『アニーホール』に出てきた映画館ビークマン・シアター閉鎖

6/27 『Scoop』をロンドンで撮影開始(この時点ではタイトル未定)

7/7 ロンドンで同時多発テロ発生

7/26 アレンのコメディの師で作家のダニー・サイモン(ニール・サイモンの兄)死去

9/12 カーライルでのコンサート再開

9/24 スペインのサンセバスチャン映画祭で『マッチポイント』上映(アレンは出席せず)

9/24 NYで行われたハリケーン・カタリーナ救済基金の募金コンサートでバンド演奏

11月 ヴァニティフェア誌のインタビューで「歳をとったから賢くなるわけではない」と語る。

12/1 70歳の誕生日

12/12 ヨーロッパ演奏旅行のため、カーライルでのコンサートをこの日で休止

12/18 『マッチポイント』のロンドンでのプレミアに、スンイーと出席

12/19-30 ヨーロッパ(英、伊、西等)でバンドの演奏ツアー

12/28 『マッチポイント』米国公開

アレン一家のヨーロッパの休日2005年12月30日 06:34

ヨーロッパ演奏旅行中のアレンが、12月26日(月)にスペイン北部のオヴィエドで家族と共にアレンの銅像の前で撮った写真。バンドはこの日の夜、オヴィエドでコンサートを行った。

スンイーが抱いている娘は1999年に二人が養女にしたベシェット、アレンの右は2000年に養女にしたマンジー・ティオである。ベシェットが養女という公式の情報はなかったが、写真を見ると純粋な白人で髪の色などもアレンに似ておらず、養女との情報を裏付けている。また2000年にテキサスから引き取られたと報じられたマンジー・ティオは写真を見るとアジア系である。

アレンの銅像は2003年に作られたが、今回の訪問でアレンは銅像の眼鏡の部分が壊れているのに気付いたという。

アレンのインタビューをポッドキャスティング2005年12月30日 08:44

『マッチポイント』の配給を行うドリームワークスは、iTunes.comでアレンのインタビューを5回に分けて提供すると発表した。インタビューはポッドキャスティングのために特別に製作されたもので、映画ジャーナリストのアンディ・マルクスが製作・監督する。映画のプロモーションでビデオ・ポッドキャスティングを使うのは、アレンのみならず映画界でも初めての試みとのこと。

また衛星ラジオのXMサテライトは、ドリームワークスと共同で製作したアレンに関するラジオ番組を05/12/26から06/1/22まで4週間にわたって放送する。内容は、アレンのインタビューや映画シーン、音楽などを再構成したもの。

アレン自身は「iPodどころか、ワープロも持ってない。16歳の頃から同じタイプライターを使い続けてるけど、いまだにリボン交換が出来ない。技術的なことはさっぱりでね」と語っている。