アレン「今後はシリアスな映画を作りたい」 ― 2006年03月03日 05:51
The Age に掲載されたジム・シェンブリとのインタビューによれば、アレンはコメディよりもシリアスな(dramatic)映画の方が作っていて楽しいと感じており、残された時間で今後はシリアスな映画を作っていきたいと感じているとのこと。
「もしどんな映画を作るか自分で決められたなら、シリアスな映画をもっとたくさん撮っていただろう。多分これから作る映画では、シリアスなものをもっとやっていこうと思う。『マッチポイント』の後に『スクープ』という軽いコメディを撮った。観客が楽しんでくれることを願っているけど、僕自身は作ってる最中は『マッチポイント』ほど楽しくなかった」
「シリアスな映画の方が日々の撮影は楽しい。ジョークが笑えることを確認しながら早いペースで撮らなければならないお笑い映画よりもね。コメディはペースをすごく早くしなければならないので、カメラワークを楽しんだり、場面をいろいろ検討したりできない。なぜならスピードがすごく大事だからだ」
「だから思ったよ。『どうしてコメディをやるんだ。シリアスな映画を作り続けた方がいいんじゃないか?』ってね」
アレンの次回作、パリで撮影 ― 2006年03月08日 21:21
ヴァラエティ誌によれば、アレンの次回作は当初ロンドンで撮影されるはずだったが(「マッチポイント」「スクープ」に続いて3度目のロンドン・ロケとなるはずだった)、パリに変更されたとのこと。映画の内容はまだ不明だが、関係者によると「パリを舞台にしたアメリカ映画」となるらしい。 ちなみにアレンは、スペインの映画会社と来年バルセロナで映画を製作する契約を結んでいる。
アレン、6月の国際ジャズ・フェスティバルで演奏 ― 2006年03月09日 06:25
アレンとそのバンドが、ニューヨーク近郊で行われる第5回ロチェスター国際ジャズフェスティバルでニューオリンズ・ジャズを演奏すると発表された。日程は6/9(金)午後8時から、会場はイーストマン劇場。チケットは3/10(金)午前10時にチケットマスターで発売される。金額は50ドルから95ドル。収益は昨年のハリケーン・カタリーナで損害を受けたミュージシャンの支援に寄付される。
同フェスティバルは2002年にスタートした米国内でも有数のジャズフェスティバルで、2005年には全米から6万5千人ものファンが訪れた。今年は6/9(金)から17(土)まで、500人ものミュージシャンが参加して100ものコンサートが行われる予定。全体のスケジュールは4/6に発表される。
『インテリア』のモーリン・ステイプルトン死去 ― 2006年03月15日 06:02
アレンの監督した『インテリア』(78)に出演した女優モーリン・ステイプルトンが、3月13日にマサチューセッツ州レノックスの自宅で、慢性肺疾患のため亡くなった。80歳だった。(1925年6月ニューヨーク州トロイ生まれ)
『インテリア』は、アカデミー作品賞を受賞した『アニー・ホール』の次の映画で、アレンが初めて出演せず監督に専念したシリアス・ドラマ。冷たい母親に統制される家族の悲劇と再生を描いている。ステイプルトンの役は家族を捨てた夫の新しいパートナーで、一家に暖かみをもたらす快活な女性。この作品でステイプルトンはアカデミー助演女優賞にノミネートされた。
ステイプルトンは、映画デビュー作品となった『孤独の旅路』でもアカデミー助演女優賞にノミネートされたほか、『大空港』や『レッズ』では同助演女優賞を受賞している。
月刊PLAYBOY5月号で、ウディ・アレン特集 ― 2006年03月25日 07:51
「ウディ・アレンはなぜ美女に愛されるのか」と題して38ページものウディ・アレン特集を組む月刊PLAYBOY5月号が、3/25(土)から発売されます。今回は「ウディ・アレン、愛を語る」でアレンの恋愛観や人生観について、「誰も知らないウディ・アレンの素顔」で映画を離れたアレンの実像にせまってみました。なお、6ページにわたるアレン・インタビューは、他誌からの転載でなく本特集のために行われたものだそうです。
[主な内容]ウディ・アレン自身がすべてを語る(最新インタビュー)、スカーレット・ヨハンソン・インタビュー、ウディ・アレンを愛したアフロディーテたち、 新作『マッチポイント』裏話、ウディ・アレン愛を語る(都筑はじめ)、誰も知らないウディ・アレンの素顔(都筑はじめ)、NY&ロンドン・デートマップ、その他、池澤夏樹、太田光、香山リカなどの執筆人による記事
「最もセクシーな女性」にスカーレット・ヨハンソン ― 2006年03月28日 21:09
アメリカの男性誌FHM(For Him Magazine)の読者投票による最もセクシーな女性に、アレン映画『マッチポイント』のスカーレット・ヨハンソンが選ばれた。前年のランクは9位だったが、『マッチポイント』でのセクシーな演技により首位になったものと見られる。