ダイアン・ウィーストの娘、窃盗で逮捕2006年05月17日 06:17

ダイアン・ウィースト(右)

ウディ・アレン監督の『ハンナとその姉妹』『ブロードウェイと銃弾』で2度のアカデミー賞を受賞した女優ダイアン・ウィーストの娘が窃盗で逮捕され、刑に服する見込みと報じられた。ダイアン・ウィーストの娘エミリー・ウィースト(18歳)は、ニューヨークのビークマン・スクールで、クラスメートのiPodを盗んだことについて、5/15(月)に法廷で軽強盗(misdemeanor robbery)の罪を認めた。判決は8/4の予定で、彼女が現在住んでいるフロリダで2日間のコミュニティ・サービスとiPodの持ち主に150ドルを払うことになる見込みとのこと。

アレンの新作に、コリン・ファレルとユアン・マクレガーが兄弟役で出演2006年05月17日 20:52

製作費の高騰から次回作のパリでの撮影を断念し、別の映画をロンドンで撮影すると発表していたアレンだが、その新作にコリン・ファレル(35)とユアン・マクレガー(29)が兄弟の役で出演することが「ダヴィンチ・コード」で湧くカンヌで発表された。

二人が演じるのは、金に困って犯罪に手を染め、やがて対立するようになる兄弟とのこと。他の出演者はトム・ウィルキンソンで、6月から撮影が開始される。予算は1090万ポンド(約20億円)。

コメディなのかシリアスなのか、アレン自身が出演するかは不明。

アレンのバンド、6/12(月)を最後に演奏休止2006年05月17日 21:14

アレンのバンドのHPによれば、カフェ・カーライルでのアレンの演奏会は6/12(月)を最後に休止するとのこと。(HPには6/11と書かれているが、この日は日曜日なので間違いだと思われる。)休止の目的や期間は書かれていないが、ちょうどロンドンでの新作撮影が6月から開始されると発表されたばかりであり、英国でのロケに集中するということだろう。再開の日程は今のところ不明だが、同じ様に夏のロンドンで映画ロケをした05年では、6/6を最後に演奏休止し、9/12に再開されている。

アレンの新作、カナダでの配給権を契約2006年05月25日 05:37

クリスタル・フィルムズ・ディストリビューション社は、カンヌ映画祭のフィルムマーケットにおいて、ロンドンで撮影予定のアレンの次回作のカナダにおける配給権を獲得したと5/23付で発表した。 同社のリリースによれば、アレンの脚本は「ロマンスとヒッチコック風サスペンスとのミックス」とのこと。ユアン・マクレガーとコリン・ファレルの兄弟が、金に困って犯罪に手を染めること以外の詳細は発表されていない。公開は2007年の予定。 アレンはこれまで製作前に配給権を前売することはあまりやっていなかったが、大手のドリームワークスSKGとの契約が切れた後、製作費の確保が問題になっている模様。

アレン、TV放映される自作の編集権で敗訴2006年05月27日 06:31

アレンは、旧友で以前の作品のプロデューサーを務めていたジーン・ドゥマニアンが、「ブロードウェイと銃弾」「誘惑のアフロディーテ」「世界中がアイラヴユー」「地球は女で回ってる」「セレブリティ」「ギター弾きの恋」の6作品のTV放映用と機内放映用に作品に加えた編集を不服として、ニューヨーク州最高裁判所に訴えていたが、5/25(木)に裁判所はアレンの訴えを退け、ドゥマニアンの言い分を認める判決を下した。

アレンは、不適切とされたセリフについて、言葉を抹消する代わりに別のセリフにおき直されたことに不満を持っていたが、裁判官バーナード・フライドはTV局が抹消よりもセリフの置き換えを望んだというドゥマニアンの言い分を認めた。

2001年にアレンは、ドゥマニアンと彼女のパートナーのジャック・サフラ、そしてスィートランド・フィルムズ社に対して、8つの映画の粗利益を1200万ドル過小に報告したとして、訴えを起こしていた。翌年2002年に双方は和解したが、条件等は公開されていなかった。今回の裁判で、アレンがドゥマニアンの編集に不満がある場合は州最高裁に訴えることができると和解時の判事が語っていたことが公にされた。その条件に基づき、今回の対立は2004年に裁判所に持ち込まれていた。

アレンの弁護士マイケル・ズェイグによれば、アレンは判決には不服だが、控訴するかどうかまだ決めていないとのこと。