アレン、08年にプッチーニのオペラを演出2007年06月24日 05:35

ウディ・アレンがプッチーニのオペラ『ジャンニ・スキッキ』を演出することが決まった。演出するのは2008年9月のLAオペラ公演。同オペラの総合監督プラシド・ドミンゴの依頼に応えたもの。

『ジャンニ・スキッキ』は1時間ほどの短いオペラで、13世紀末のイタリア・フィレンツェを舞台に、亡くなった大金持ちの遺言状を書き直させようとする親族たちのドタバタを描くコメディ。美しいアリア「私のお父さん」は有名である。

アレンはオペラが好きで、映画の登場人物がオペラを見にいく場面もある。(「マンハッタン殺人ミステリー」など。)『マッチポイント』では劇中の音楽の全部にオペラの曲を使ったことで話題を呼んだ。初期コメディ『バナナ』の裁判シーンでは、証人として呼ばれたミス・アメリカの美女が「私のお父さん」を歌う場面がある。

『ジャンニ・スキッキ』はプッチーニの三部作の一つだが、他の『外套』『修道女アンジェリカ』もやはり今回、映画監督のウィリアム・フリードキンによって演出される。(フリードキンは以前もLAオペラの演出を手がけたことがある。)

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック