『カイロの紫のバラ』「チーク・トゥ・チーク」歌詞2005年09月15日 05:12

『カイロの紫のバラ』のタイトル部分と、ラストにはフレッド・アステア歌う「チーク・トゥ・チーク」が流れる。アステアとジンジャー・ロジャース共演のRKOミュージカル映画『トップ・ハット』で使われた曲で、二人のダンス・シーンも映画ではちらりと流される。スクリーンから抜け出したトム・バクスターは元の世界に戻り、一緒の生活を約束していた俳優には裏切られ、また不実な夫とのやるせない日々に戻るしかないセシリア。しかし、つらい現実に戻る前の彼女にひとときの安らぎを与えてくれるのが、大好きな映画だった。スクリーンで華麗なダンスを踊るアステアとロジャースを食い入るように見つめる彼女。一心に見ていれば、彼らが再びバクスターのようにスクリーンから出てくるのではないか。彼女のそんな願いが伝わってくるかのような、せつなく胸につまるエンディングだった。


Cheek to Cheek (Irving Berlin)

Fred Astaire


Heaven, I'm in Heaven,

And my heart beats so that I can hardly speak

And I seem to find the happiness I seek

When we're out together dancing, cheek to cheek.


Heaven, I'm in Heaven,

And the cares that hang around me thro' the week

Seem to vanish like a gambler's lucky streak

When we're out together dancing, cheek to cheek.


Oh! I love to climb a mountain,

And to reach the highest peak,

But it doesn't thrill me half as much

As dancing cheek to cheek.


Oh! I love to go out fishing

In a river or a creek,

But I don't enjoy it half as much

As dancing cheek to cheek.


Dance with me

I want my arm about you;

The charm about you

Will carry me thro' to Heaven


I'm in Heaven,

and my heart beats so that I can hardly speak;

And I seem to find the happiness I seek

When we're out together dancing cheek to cheek.


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_ シネマ・ワンダーランド - 2006年03月25日 06:00

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