アレン、TV放映される自作の編集権で敗訴2006年05月27日 06:31

アレンは、旧友で以前の作品のプロデューサーを務めていたジーン・ドゥマニアンが、「ブロードウェイと銃弾」「誘惑のアフロディーテ」「世界中がアイラヴユー」「地球は女で回ってる」「セレブリティ」「ギター弾きの恋」の6作品のTV放映用と機内放映用に作品に加えた編集を不服として、ニューヨーク州最高裁判所に訴えていたが、5/25(木)に裁判所はアレンの訴えを退け、ドゥマニアンの言い分を認める判決を下した。

アレンは、不適切とされたセリフについて、言葉を抹消する代わりに別のセリフにおき直されたことに不満を持っていたが、裁判官バーナード・フライドはTV局が抹消よりもセリフの置き換えを望んだというドゥマニアンの言い分を認めた。

2001年にアレンは、ドゥマニアンと彼女のパートナーのジャック・サフラ、そしてスィートランド・フィルムズ社に対して、8つの映画の粗利益を1200万ドル過小に報告したとして、訴えを起こしていた。翌年2002年に双方は和解したが、条件等は公開されていなかった。今回の裁判で、アレンがドゥマニアンの編集に不満がある場合は州最高裁に訴えることができると和解時の判事が語っていたことが公にされた。その条件に基づき、今回の対立は2004年に裁判所に持ち込まれていた。

アレンの弁護士マイケル・ズェイグによれば、アレンは判決には不服だが、控訴するかどうかまだ決めていないとのこと。

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